妊娠しやすい時期はいつ?自宅で行えるタイミング法の5つの知識
妊娠しやすい時期はおりものでもチェックできる!
子供が欲しいカップルの多くは最初の手段として、自己流で排卵日を特定して行うタイミング法をとります。
ですが、多くの方は妊娠しやすい時期と排卵日の特定方法、タイミングの取り方を間違えて、妊娠の好機を逃してしまっています。
今回は、本当に妊娠しやすい時期を特定して妊娠率をアップさせるためのタイミング法の行い方についてお伝えいたします。
1. 妊娠率が上がるのは排卵日の前日と2日前
妊娠しやすい時期として、排卵日に性交を行うカップルをよく目にしますが、これは間違いです。
妊娠率が最も上がるのは排卵日の2日前〜前日であり、排卵日当日は妊娠率が低下してしまいます。
精子は女性の体内で3〜5日程度生存し、卵子は排卵してから24時間が受精できるタイムリミットとなります。
そのため、1周期あたり妊娠が可能になるのは、6日間だけになるのですが、実は精子は頸管粘液つまりおりものに一旦貯蔵され、おりものを通り道にして卵管に入っていきます。
おりものは排卵すると急速に分泌量が低下するので、排卵日は妊娠率が低くなるのです。
2. 基礎体温表では排卵日を特定できない
自分でタイミングをとる場合、基礎体温表を使って排卵日を特定される方が大半を占めています。
しかし、基礎体温表では、その周期の排卵日を特定する事はできず、数ヶ月基礎体温表をつけて、そこから予測するという形になります。
一般に、低温期から高温期に以降する前の体温がガクッと下がった日が排卵日だと言われていますが、実はそうとは限らないのです。
人や周期によっては、高温に以降してから排卵する場合もあります。
基礎体温表だけを過信する事は、危険なのです。
3. おりものチェックでタイミングを見極める
そこで、妊娠しやすい時期を見極める方法として一役買うのが、頸管粘液(おりもの)です。
おりものは排卵日が近づくにつれて色や粘り、量が変化してきます。
排卵日の2〜3日前の妊娠しやすい時期になると、量は一番多くなり、卵白のような色を呈するようになります。
また、粘り気も増加し、親指と人指し指で伸ばすと10cm以上伸びるようになります。
おりものを毎日チェックしてこれらの変化が見られたら、タイミングをとるようにしましょう。
4. 排卵検査薬でタイミングを見極める
おりものの他に、妊娠しやすい時期を見極める方法が、排卵検査薬を用いた方法です。
排卵検査薬は黄体化ホルモンの量を判定するものですが、排卵は黄体化ホルモンが分泌し始めてからおよそ36時間で起こります。
つまり、排卵検査薬で陽性が出た日とその翌日が妊娠しやすい時期にあたるので、タイミングをとるようにしましょう。
5. 射精は毎日した方が精子の質が良くなる
そして、妊娠率をあげるためには、精子の量と質をよくしておく事も大切です。
自己流でタイミングを取っている方の中には、精子の濃度を高めるために禁欲をしている方がいらっしゃいますが、これは逆効果です。
精子は毎日射精した方が、濃度や運動率が向上するのです。
そのため、排卵日の2日前〜前日だけタイミングをとるのではなく、妊娠可能性のある6日間はできるだけ多く性交をした方が妊娠する可能性が高まります。
いかがでしたか?
おりもので妊娠しやすい時期が判定できるのは、意外と思った方も多いと思います。
おりものはよい判断材料になりますが、絶対的なものではないので注意してください。
妊娠率をアップさせるためにも、妊娠可能性のある6日間はできるだけ多く仲良し日をもうけ、排卵日の前日と2日前にはタイミングをとるようにしてくださいね。